伝統

白石焼の特徴は原料の土にある。
民芸調の作品が主流で、伝統的な飛び鉋、焼き締め、掻落(かきおとし)などの技法に加え、現代的な感覚の絵付けを行っており、白を基調とした端整な気品を持ちながらも、季節の花などをモチーフとした意匠も相俟って、どこか懐かしさを感じる独特の風合いが特徴。

水滴

特徴

陶祖百十から炎一筋に伝統を守り、飛鉋、掻落し、彫り焼締などの技法にて、生活に根ざした実用的で素朴な、陶器作り。
昭和初期に、提唱者の柳宋悦が、飴色の鉄釉に、白い藁灰釉の掛かった土鍋や、行平などの日常の器に、民芸の美を見出したとされていますから、この水滴も、その手法で作られた代表的な白石焼 だと思います。
高さ6cm、径4cmで、共箱、栞付きです。
陶祖、藤崎百十から受け継いだ伝統を守り続け百十窯(ひゃくじゅうかま)は、現在は、昭和29年、8代当主井樋正弘氏が、継承しており、「飛鉋(とびかんな)」、「掻き落し(かきおとし)」、「焼締(やきしめ)」などの技法より作陶を続けています。

水滴
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